大麻草の成分表

 

大麻草由来成分である「CBD」は依存症の改善に有効的であるということを、以前下の記事でも触れました。

 

現在、危険性や依存性に関する定義の見直しが行われている「大麻草」ですが、その大麻草から抽出された「CBD」が、ヘロインを始めとする薬物、たばこ、アルコール、また大麻自体を含む依存症治療に対する有効性を検査するための臨床試験の対象となっています。

一度陥ってしまうとなかなか脱することが難しい依存症の改善に、なんとCBDの効果が期待されているのです。

 

そこで、この記事では、CBDが依存症の改善に効く3つの理由について考えてみたいと思います。

 

「CBD」の効果によって改善が期待出来る〇〇依存症

薬物依存症

錠剤と注射器

覚せい剤やめますか?人間やめますか?

とは上手く言ったもので、薬物がどれだけ危険なモノかをこの一言で表しています。

一度陥ると完治はほぼ不可能と言われている「薬物依存症」。

その再犯率の高さが完治の難しさを物語っています。

 

覚せい剤の再犯率

画像引用:https://www.mhlw.go.jp/
統計期間:平成17年~26年

 

薬物の中でも日本で最も流通している「覚せい剤」のデータを挙げました。

ご覧の通り、なんと検挙された人の半数以上が再犯者です。

やはり薬物依存は一度陥るとなかなか完治出来ないことが分かります。

 

が、しかし!

あらゆる依存症の中でも、CBDの効果を最も期待出来るのが「薬物依存症」だと言われているのです!

大麻草から抽出されるCBDですが、THC(薬物の方の大麻)とは違って向精神作用が一切なく、むしろ依存症の改善に有効的だと言われています。

ヘロイン依存症患者を対象とした前臨床試験および試験研究では、依存症の症状である「ヘロインへの渇望」と「不安症状」の抑制に関して、「CBDの効果は有望的」との結果が出ています。

 

処方薬(市販薬)依存症 / 向精神薬依存症

病院で処方される薬(または市販の薬)に依存してしまうのが「処方薬市販薬依存症」です。

また、精神病を患った際に精神科で処方される「向精神薬」に依存してしまうのを「向精神薬依存症」と言います。

これらの共通は、比較的手に入りやすい身近な薬ということです。

近年、これら処方薬への依存症が問題視されています。

 

薬物関連障害の「主たる薬物」

使用率の高さ 薬物名 使用率
1位 覚せい剤 42.2%
2位 危険ドラッグ 23.7%
3位 処方薬
(睡眠薬・抗不安薬)
13.1%
4位 有機溶剤
(シンナーなど)
5.7%
5位 大麻 2.4%

参考:2014年全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査(筆者作成)

 

なんと、障害を引き起こす原因となっている薬物の第3位に「処方薬」がランクインしています。

精神疾患の治療のために使用していた向精神薬がいつの間にか手放せなくなって発症してしまうパターンや、気分を「ハイ」にするために市販薬を大量摂取しているうちに手放せなくなってしまうパターンなどがあります。

 

ですが!なんとここでもCBDの効果が期待出来るんです!

すでに研究結果にも出ているように、CBDは精神性障害の改善に効果があることが分かっています。

また前述したように、薬物への渇望と不安感を抑制する働きもあります。

精神を落ち着かせて不安感を無くしたり、心身のバランスを保ってくれるので、依存性や中毒性の心配なくこれらの依存症から脱することが出来ます

 

ニコチン依存症(たばこ依存症)

電子タバコ

日本でも近年ますます分煙化・禁煙化が進んでいますが、それらにはちゃんとした理由があります。

現在、たばこ起因での死亡者数はなんと世界で600万人に上ると言われていますが、このままのスピードで行くと2030年にはなんと800万人にまで増えるとの報告がWHO(世界保健機関)から発表されています。

そういった背景があり、世界各国で禁煙化が推進されています。

CBD製品の一種であるヴェポライザー(電子タバコ)には、たばこの代替品となって禁煙効果をもたらす可能性があります

ヴェポライザーはリキッドタイプのCBDオイルを垂らして利用するものでたばこと同じように煙を発しますが、依存性と中毒性の高いニコチンとは違い、一切の有害物質を含んでいません。

実際の喫煙器具を使用することやしっかり煙が出ることから、実際にたばこを吸っているかのような満足感を得ることが可能なので、禁煙に導いてくれる効果があります。

またCBDにはリラックス効果やストレスを軽減してくれる効果があるので、身体だけではなく精神的にも良い効果をもたらします。

 

アルコール依存症

グラスが捻じ曲がったビール

実は薬物以上に危険だと言われているアルコール中毒。

2017年に世界50ヶ国の人が参加した「病院送りになった危険なドラッグランキングベスト9」では、なんと3位にアルコールがランクインしています。

 

病院送りになった危険なドラッグランキングベスト3位

危険なドラッグランキング

引用:GLOBAL DRUG SURVEY 2017

 

覚せい剤と危険ドラッグに次いで、左から3番目にアルコールがランクインしています。

普段、普通に飲んでいるアルコールですが、冷静に考えたら「酔って記憶を失くす」「ろれつが回らなくなる」「意識を失う」等の症状は、違法薬物がもたらす症状とさほど大差ありません…。

実は恐ろしいアルコールですが、CBDはアルコール中毒によって引き起こされた神経変性(神経系統が侵され、様々な退行性変化を呈する症候群)を軽減するという研究結果が出ています。

これはげっ歯類(リスやネズミなど)における研究ですが、もっと大規模な臨床試験が行われれば、人間におけるアルコール中毒症状の改善の可能性を実証出来るとのことです。

 

また、CBDではなく大麻に関して言えば、医療用大麻を解禁したアメリカの州ではアルコールの売上が激減したとの報告があるそうです。

このことについて調べた研究チームによると、「大麻と酒類は互いを代替、または補完する関係にある」との結果が出たそう。

CBDがアルコールの代替品となるかはまた別の話ですが、大麻およびCBDとアルコールには深い関係がありそうです。

 

「CBD」が依存症の改善に有効的な理由

1.人間の「エンド・カンナビノイド・システム」に作用するから

受容体

人間には地球で生きて行く上で必要不可欠なECSエンド・カンナビノイド・システム)という機能が備わっています。

 

人間には予めカンナビノイド受容体というものが備わっており、これにCBDが作用することによってECSの働きが活発になります。

ECSは、発達・免疫・感情・痛み・記憶・運動・食欲などのバランスを調整する機能を持ち、人間の生存を支えています。

依存症に陥る状態というのは、ECSの機能が弱まって心身のバランスが崩れている証拠ですので、CBDを摂取することによってまずはECSを正常な状態に戻すことが効果的だと考えられます。

 

2.「渇望」と「不安症状」を抑制するから

椅子に座ってうなだれる人形

薬物依存症患者が陥るのが、依存対象への「渇望」と「不安症状」です。

依存からなかなか抜け出せない理由はここにあると言います。

ヘロイン依存症患者を対象とした研究では、CBDが存対象への「渇望」と「不安症状」を抑制するという結果が出ています。

CBDの渇望への効果に関する詳しいメカニズムは詳しくは解明されていませんが、不安症状に対する効果はCBDオイルの一般的な効果の一つなので、依存症脱却に大いに役立つと言えます。

 

3.依存性や乱用性がないから

CBDオイル

ご存知の通り、CBDには依存性や乱用性が一切存在しません。

「向精神薬依存症」の例で言うと、「精神疾患を治すために摂取していた薬が余計に症状を悪化させている状態」だと言えます。

これは向精神薬に依存性や乱用性があるからで、余計に精神疾患や依存症を加速させる原因になります。

CBDには一切そういった危険性がないので、どれだけ摂取しても身体的・精神的に弊害を及ぼしません。

依存症改善のためのCBD利用はまだまだ研究段階ではありますが、現時点で「有望的」との結果が出ているので、このまま研究が進められればますますCBDの有効性がハッキリと解明されるでしょう。

とは言っても、大麻草から抽出されるCBDオイルの違法性や危険性が気になる方もいるかと思います。

そういう方はこちらの記事も併せてご覧下さい。

 

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