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異性依存症とは?

異性依存症は自分と異なる性別を持つ『異性』に対して依存する依存症で、恋人や配偶者になどの異性に対して発症することの多い依存症だと言われています。
異性依存症が発症した場合には、『自分が愛されていること』を常に確認していないと、心が満たされず不安になってしまうため、相手が『自分を愛しているか』の確認作業を常に行うようになるそうです。

異性依存症の依存症患者は、この確認作業で自分が愛されている実感を得ることが出来なかった場合に気分が落ち込み、不安で他のことが一切手につかなくなるため、自身の日常生活を疎かにして相手を監視するストーキング行為を行ったり、相手の交友関係や行動範囲を規制し、束縛したりといった行為で安心感を得るようです。

異性依存症の発症者は愛情に飢えていることがとても多く、常に愛されていたいという強い欲求が引き金となって、異性依存症を発症していることが多いようです。
『1人でいること』や『1人になってしまうこと』への強迫観念が人よりも大きく、連絡に対して相手からの返事がない場合に、何度も返事を催促したり、相手からの返事がないことに対してヒステリーを起こしたりすることもあるようです。
相手から連絡がくることによって、一瞬の安心感や幸福感を手に入れることが出来るため、その安心感や幸福感を求めて相手へ連絡を求める行動が徐々にエスカレートし、連絡を過剰に催促したり、束縛やドメスティックバイオレンス、自傷などの問題行為を引き起こすケースが多いと言われています。

 

異性依存症に類似している依存症

欲求が満たされていないことや愛情が欠如していることで発症する依存症はとても多く、異性依存症もそのうちの一つだと言われています。
異性依存症に類似している依存症としては、以下の様な依存症が存在しています。

 

回避依存症

依存症発症者が相手を失って自身が傷ついたり、物事に失敗して失望されることを過度に恐れて、相手と親密になるのを意図的に避けたり、チャンスをわざと逃したりする依存症だそうです。
幼少期に愛情を注いでくれていた相手を失ってしまったり、親密な関係になった相手に大きく裏切られた過去が原因で発症することが多いと言われています。

 

共依存

ある特定の依存症患者と行動を共にしたり、過度に世話を焼いたりすることによって、ある特定の依存症患者に対して依存をしてしまうことだそうです。
ある特定の依存症患者の家族が発症しやすい依存症で、依存症の発症に気づきにくいうえに、ある特定の依存症患者の回復を妨げるとして危険な病気であると言われています。

 

SEX依存症

異性の存在ではなく、異性(同性)と行う『性行為』に対して依存をしている状態だそうです。
異性依存症のように相手からの見返りを求めることはせず、性交渉を行うことで感じる一時的な快楽やストレスの解消を求めて依存行為を繰り返すそうです。
人間関係の崩壊や性交渉による感染症の発症が問題視されています。

 

恋愛依存症

恋愛という行動に対しての行為依存で、人生において恋愛の占める割合が大きい人が発症しやすいと言われています。
恋愛をしていないと不幸であるという思い込みや、相手の行為を自分に向けることが出来た達成感が原因で発症する場合が多く、異性に対して愛情を過度に求めてしまうなどの問題があるようです。

 

異性依存症の原因

異性依存症が発症する原因の一つに、両親の影響があると言われています。
幼少期の愛情の欠如や、異性に関する過度な愚痴、恋愛に関する過度な干渉は、無意識のうちに脳に影響を与えているようです。
また、意思の確認ができていない状態での異性間での男女交際などによる、恋愛関係のトラウマや、コンプレックスなどによる自信の無さ、仕事や学業などの滞りも異性依存症の原因となる場合があるそうです。

異性依存症が重症化する人は、解決策を考えて対応していかなければいけない『人生の壁』を恋愛がスムーズに運ぶことによって、解決しようとしている人が多く、自分に甘く、異性に頼ることが上手な人が多いようですよ。

 

異性依存症の症状

異性依存症の症状は異性との連絡が取れない時や、異性から愛情を感じることが出来ない時に表れることが多いようです。
異性からの愛情が実感できず、不安が増大してしまった場合には、自身の身体に傷を作る自傷行為や、相手の行動範囲を制限する束縛、相手の行動を監視するストーカー行為、相手に暴行を加えることで愛情を確かめるDVなどの症状を引き起こすそうです。

また、異性依存症が重症化した場合に異性の行動を把握し、自分への愛情を確認する作業などに時間が割かれてしまう事によって、自己管理が疎かになり、学力の低下や仕事効率の低下、友人との人間関係の崩壊などの問題が発生するケースもあるようです。
連絡を待つあまり不眠症になったり、インターネット依存症などの他の依存症を発症することもあるようですよ。

 

異性依存症を引き起こしやすい人の特徴

異性依存症を引き起こしやすい人には以下の様な特徴があると言われています。

【自立をしようとせず、相手に頼ることが多い】

異性依存症を発症している人は自分に自信のない人が多く、『自分は何もできない』と思い込みがちな人が多いようです。
この『自分は何もできない』という思い込みにより、何らかの問題が発生した場合に、自分で解決しようと問題について考える行為を行わず、相手(異性)に問題の解決策を求める人が多いそうです。

 

【必要とされることに喜びを感じる】

異性依存症を発症している人は、相手に頼られることも大好きだそうです。
自分に相手がいないと不安で仕方がないので、相手に自分がいないとダメだと言われると大きな喜びを感じるようです。
このことから異性依存症が重症化した場合、相手に必要とされたいがために相手を陥れる行為を行う可能性もあると言われています。

 

【自分を抑え込んでしまう】

異性依存症患者は、自分の気持ちを表現したり、相手に伝えたりすることを苦手だと感じていることが多く、自分の感情や欲求を抑え込んでしまう人が多いようです。
依存症が重症化するまでは過度な我慢をしているため、依存症が重症化した場合に過度な依存症状を引き起こしたり、相手に対して過剰な制限を行ったりする場合があるようです。

 

【思い込みが激しい】

異性依存症の依存症患者の多くは思い込みが激しい傾向にあるようです。
依存対象である異性の予定や立場を考えないで過剰な連絡を行い、返信が遅かったり既読無視をされたりすると、相手が『自分のことを嫌いだから連絡を返してくれない』などと勝手に相手の考えを推測し、ネガティブな思い込みを始めるようです。

【友だちが少ない】

異性依存症の依存症患者には友だちが少ないと言われています。
依存対象である異性を生活の中心として日々を過ごしているため、友だちを大事にする意識が少なく、友だちが出来にくかったり、離れていったりするようです。
また、友だちが少ないことによって依存対象である異性に依存をする時間が増えるため、それに危機感を感じていないことも多いようです。
友だちがいない状態で異性依存症が重症化してしまった場合、相談などを行う相手もおらず、客観的に物事を判断をしてもらうことが出来ないため、危険な状態であると言えるようですよ。

 

男性は異性依存症になりにくい?

異性依存症患者の男性の割合はとても少ないと言われています。

男性が異性依存症に発症しにくいのは、好意を持っている異性と親密な関係を築くことを恐れているからだそうです。
そのため、男性は異性依存症よりも、自身が傷つかないように距離を置いてしまう『回避依存症』や、気持ちを確認するための行為を繰り返し行ってしまう『SEX依存症』になりやすいそうです。

 

愛情を知らない?「愛着障害」とは?

異性依存症になりやすい人の特徴のひとつに愛情障害があります。
愛情障害は乳幼児期に長期にわたって虐待やネグレクトを受けたことにより、保護者からの安定した愛着が断たれたことで引きおこされる障害の総称だそうです。
愛情障害の人は表現能力や自尊心、尊敬心、責任感などが欠如している場合が多く、他人とうまく関わることが出来ないため、相手との距離感が分からず、束縛や虐待などの行動を行ってしまう事が多いと言われています。

 

異性依存症の予防と治療

異性依存症の改善は比較的に簡単なようです。
異性依存症は依存症を発症している依存症患者が『愛情』を知ることによって改善されていきます。
したがって、依存症患者が自分を好きになる事によって、自分自身に『愛情』を注がれることが当たり前になり、異性依存症も改善されていきます。
定期的に周囲から褒めてもらうことや、自分で仕事や趣味で功績を上げることも、異性依存症の改善に効果的だそうですよ。
また、異性依存症を発症している依存症患者は、愛情の表現方法や受け取り方を知らない場合が多いため、依存対象以外の異性の知り合いを作り、多様な考えを身に着けることや、ペットを飼って愛情をささげることもおすすめのようです。

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