
先月、日本のCBDファンを賑わせるニュースが飛び込んで来ました。
なんと、大手コンビニエンスストアのファミリーマートから、CBD成分入りドリンクが発売されるとの噂が…!
これはCBDファンにとって、とてつもなく衝撃的なニュースでした!
そこでこの記事では、このニュースの核心に迫り、日本のコンビニでCBDドリンクを販売することは本当に可能なのか?という点や、他のドリンクと比べて何が違うのか?、何でCBDブームが到来するのか?という部分を、筆者独自の目線で解説していこうと思います!
目次
CBDファン歓喜!ファミマから待望の ” CBDドリンク ” が発売!?
ファミマからCBDドリンクが発売というニュース、本当であれば大事件ですが、現時点(2月)では全く続報が流れていません。
デマ説や誤報説も囁かれていますが、この記事ではいずれ発売されることを信じて、今回ニュースになったCBDドリンクの詳細を紹介させて頂きます!
「Marley+CBD MELLOW MOOD」の詳細情報
ブランド名 | Marley+CBD Mellow Mood(マリー・CBD・メロウ・ムード) |
メーカー | New Age Beverages(ニューエイジビバレッジ) |
種類 | リラクゼーションドリンク |
フレーバー |
|
内容量 | 450ml |
CBD含有量 | 25mg |
使用される大麻草の産地 | アメリカ(カリフォルニア州) |
価格(不明) | 250円~350円(他のCBD製品の単価から割り出した筆者の予想) |
このCBDドリンクを製造しているニューエイジビバレッジ社は、アメリカの健康飲料メーカーです。
オーガニックな自然食物を材料とした健康飲料を手掛けていて、アメリカの健康志向の若者から絶大な支持を得ています。
早ければ2019年3月から日本のファミリーマートで販売開始との情報が出回っていますが、現段階での詳細情報はたったこれだけです。
エナジードリンクではなく「リラクゼーションドリンク」?
こういった類のドリンクは一見「エナジードリンク」のように見えますが、「Marley+CBD MELLOW MOOD」に関してはリラクゼーションドリンクとして販売されます。
「リラクゼーションドリンク」とは文字通りリラックスしたい時に飲むドリンクで、集中力を発揮したい時に飲むエナジードリンクとは真逆の効果をもたらします。
同じくリラクゼーションドリンクとして流行った「CHILL OUT」も記憶に新しいのではないでしょうか?
時代の変化なのか、エナジーと同じぐらいリラックスを求める若者が増えています。
CHILL OUTは筆者も飲んだことがありますが、エナジードリンクと違って甘ったるくなく、ハーブ系ですっきり爽やかなフレーバーだったのが印象的でした。
仕事の合間や就寝前、のんびりと息抜きしたい時に飲むのにピッタリです。
CBDドリンクは本当に日本でも販売可能なのか
日本はCBD製品の輸入に関してとてつもなく厳しい
CBDファンでなくても、日本がどれだけ大麻および大麻草由来製品に対して厳格な取り締まりを行っているか知っているかと思います。
CBDオイルなどを輸入する際も税関において厳しい審査をクリアしなくてはなりません。
また、CBD成分のみを日本に輸入し、国内の工場で加工・製造を行う場合、海外のメーカー側からの協力も必須となり、海外の工場でCBDを抽出する際の写真や文書書類などを厚生労働省に提出しなければならず、「絶対にTHCが含まれていない」ということを証明しなければ輸入は認められません。
CBD製品に対してこれほどまでに厳しいチェックを課す日本において、ファミリーマートという大手コンビニエンスストアが販売に踏み切ることにはかなり驚きです。
が、純粋なCBD製品自体は合法なので、正しい手続きを踏めば販売自体は可能となります。
CBDドリンクには違法成分「THC」は入っていない?
結論から言いますと、もちろん大麻草の違法成分である「THC」は含まれていません!
もし含まれていたら大麻取締法によって日本では販売不可能となります。
また、先述した通り海外からCBD製品を輸入する際には厳しい税関をくぐり抜ける必要があります。
もしTHCが含まれていた場合は日本に輸入することは出来ませんし、その辺は厳しくチェックされているので、誤ってTHC入りのドリンクを輸入しちゃった!なんてことになる可能性は極めて低いでしょう。
ましてや世界上位のニューエイジビバレッジ社とファミリーマートという大手企業同士です。
怪しい業者が販売している製品なら話はまた別ですが、Marley+CBD MELLOW MOOD に関しては安心して大丈夫でしょう。
CBDドリンクが日本で発売されるという根拠は?
ニューエイジビバレッジ社CEOがテレビで明言!
これは確固たる証拠と言っても良いでしょう。
ニューエイジビバレッジ社のCEOであるブレント・ウィリス氏がアメリカFOXのニュース番組に出演した際に Marley+CBD Mellow Mood について言及する場面がありました。
そこで、公式に「日本のファミリーマートで販売する予定」と発言をしています。
世界的ビジネス誌「Forbes」にCEO・ウィリス氏の発言が掲載
サンフランシスコで開催されたイベント「Winter Fancy Food Show」でのウィリス氏の発言を世界最大の米ビジネス誌Forbesが掲載したことも、このニュースを加速させた大きな理由となっています。
Forbes誌にはこのような発言が掲載されました。
先週のサンフランシスコで開催されたWinter Fancy Food Showで、New Age Beveragesは、場所に関係なく、また国際的な注文も含めて、米国中の食料品小売業者から注文と事前注文を受けました。ウィリス氏によると、日本に本拠を置くファミリーマートの店舗でも、3月に出荷が開始される製品を携帯する予定だという。
完全に言ってますね。
販売元となるニューエイジビバレッジ社のCEOであるウィリス氏本人がテレビをはじめ、このようなイベントの場で公式に言及するということは、最大の根拠となります。
むしろこれ以上に根拠となり得ることがありますか?ないですよね!
これらの根拠があったからこそ、日本でも大きなニュースになったのだと思います。
CBDドリンクで日本でのCBD市場が拡大する?
今までのCBD製品は、日本でCBDブームを起こすにはイマイチだった…
日本にもたくさんのCBD製品があります。
しかし、どの製品も“日本人にCBDを認知してもらう、CBDを広く知ってもらう”という点においては今一つ決め手に欠けていて、「知る人ぞ知る健康成分」という立ち位置を脱却出来ずにいます。
確かに「Amazon」や「楽天」などの大手通販サイトでもCBD製品はたくさん取り扱っていますが、それらはそもそも元からCBDオイルに興味がある人でなければ視界に入りません。
昨年の夏にはエリクシノール社が「CBD入りチョコ」を販売して界隈で話題になりましたが、販売されたのは伊勢丹新宿店本館という限られた店舗のみでした。
こんなに素晴らしいCBDという健康成分が、ましてや世界中で流行っているCBDが、何で日本ではこんなに認知度が低いんだ?
それは、多くの日本人にCBDの良さを訴求するには、イマイチ要素が足りていなかったからということになります。
” 誰もが知っているファミマ ” という強みが、日本のCBD市場を拡大させる
今回販売される予定なのは、なんと国内コンビニ売上高第2位を誇るファミリーマートです。
なんと1日の利用者数はなんと1,500万人!!!
「1日の平均乗降者数が最も多い駅」としてギネス認定されている新宿駅の利用者数が約347万人(2016年)なので、なんとその約4倍の人が1日にファミマを利用していることになります。
そんなファミリーマートからCBDドリンクが販売されれば、これまでよりも確実に話題になると思いませんか?
ましてやエナジードリンクが爆発的な人気を誇っているこのタイミング、レッドブルと並んで目新しいドリンクが販売されていれば、とりあえず一度は手に取る人も多いでしょう(私なら確実に取ります!)。
これまでよりも人の目に触れる機会が増えるので、必然的に認知度も上がるはずです。
結局、CBDドリンクは日本で発売されず……
こちらのツイートをご覧下さい。
例のCBDドリンク ファミマで売り出しの件
モリンダのネット販売の件
ニューエイジ本社の方に問い合わせてみました。結論的に日本で売り出すことはないそうです。
詐欺にお気をつけください。 pic.twitter.com/tdRctFLreU
— 医療大麻薬局 (@420cannabiseeds) March 6, 2019
医療大麻局と名乗るアカウントがニューエイジビバレッジ社に直接問い合わせたところ、「日本で売り出すことはない」という返答が返って来たということです。
はっきりと書いてありますね…
「we don’t sell it in Japan or any other markets.(我々は日本またはその他の市場において販売することはありません)」と……
まとめ:続報に期待…!
ニューエイジビバレッジ社が「販売しません」と返答してしまったということは、残念ながら日本でのCBDドリンクの販売は絶望的でしょう…
現段階ではファミリーマート公式サイトの「新商品情報」にも載っていません。
とは言え、ニューエイジビバレッジ社のCEOが各メディアに対して公式に発表したことなども考慮すると、「実は販売時期がズレただけで、今後ちゃんと販売するよ!」という販売延期説も有り得ますので、今後の動向を見守りたいと思います。
続報に乞うご期待です!