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仕事依存症とは?

仕事依存症(仕事中毒/ワーカホリック)とは生活の糧を得る手段であるはずの『仕事』の優先順位が生活よりも高くなることで、私生活の多くを犠牲にして『仕事』に打ち込んでいる状態のことを指すようです。
現代人の多くが発症しており、過労死や労働基準法が改正することで問題が浮き彫りとなった依存症で、仕事の優先順位が高くなることで、家族だんらんの時間や自身の休息時間を蔑ろにしてしまい、家庭や自身の健康などが『仕事』のために犠牲になる状態が発生する依存症のようです。
家庭や自身の健康が『仕事』の為に犠牲になることで、過労死や熟年離婚といった問題を招くこともあるようです。

第三者の指摘で仕事依存症の発症を自覚するのは稀なケースで、仕事依存症が重症化したことで発症した身体依存の症状により、仕事を継続することが困難になることで、仕事依存症の発症に気づく人が多いようです。
また、『仕事』に関しての考え方には国や地域によって大きな差があり、仕事への依存度合の基準は曖昧なようです。
日本人は他国と比較して、勤勉で労働による拘束時間も長いため、仕事依存が発症しやすい環境であることから、仕事依存症患者が多く、仕事依存症の発症や重症化に気づきにくいようです。

 

仕事依存症の特徴

『仕事』に依存する『仕事依存症』には以下の様な特徴があると言われています。

 

・毎日遅くまで残業をすることが当たり前になっている

・休日は休息の為に利用するので、趣味や外出を楽しむことが出来ない

・仕事の為に家族がある状態である

・家族とのコミュニケーションが仕事により消えている

・自分の仕事を他の人に引き継ぐことや手伝ってもらうことが出来ない

・定時で帰宅することに罪悪感を感じ、休息時間も落ち着かない

 

このような仕事依存症の特徴に当てはまる場合は、仕事依存症を発症している可能性が極めて高いと言われています。
また、『仕事をしていないと落ち着かない』『仕事が無いと何をしていいか分からない』といった場合は、重度の仕事依存症を発症している可能性が高いようです。

 

仕事依存症の症状と影響

仕事依存症には『仕事をしていないと落ち着かずイライラする』といった、仕事をしないことで発症する症状と、『仕事が原因で家庭が崩壊する』といった、仕事に依存することで発生する問題があるようです。
どちらも重度の仕事依存症になればなるほど状況の回復が難しくなるため、症状や問題の回復には早めの対応が求められます。

 

【仕事依存症の主な症状】
仕事をしていないと落ち着きがなく、イライラする
仕事がない休日に身体や精神を休めることが出来ない
身体的な負担による身体の不調や病気の発症

【仕事依存症で発生する問題】
結婚相手とのコミュニケーションがおろそかになる事による離婚
家族とのコミュニケーションがおろそかになる事による家庭崩壊
休息を取れないことによる仕事効率の低下
人間関係の悪化や信頼関係の崩壊

 

仕事依存症を引き起こしやすい人の特徴

仕事依存症を引き起こしやすい人には、漠然と仕事を続けることが習慣化しており、仕事場に長時間滞在していることに違和感を感じなかったり、仕事場にいることで安心感を感じてしまっている人が多いと言われています。
そんな仕事依存を引き起こしやすい人には以下の様な特徴があります。

 

仕事に明確で現実的なビジョンがない

仕事依存症患者の多くは、仕事に対しての明確で現実的なビジョンがなく、自分が何の為に仕事をしているのかをしっかりと理解出来ていないことが多いようです。
漠然とした非現実的なビジョンを抱いている場合は、より仕事依存を引き起こしやすく、重症化させやすいと言われています。

 

常に他人の目が気になる

上司や奥さんなどの第三者からの評価を気にしている人は、職場にいることで感じる『仕事を頑張っている』安心感から、過剰な残業を行うため、仕事依存症を発症しやすいと言われています。
また、人に頼まれると断れず、自分を犠牲にしてでもその物事を成し遂げようとする傾向にあり、仕事を頑張っていれば自分の評価も高くなると考えていることが多いため、仕事依存症が重症化しやすいようです。
自分が限られた時間の中で、どれだけの仕事をこなせるのかを考えることが出来なくなり、効率が下がるため、残業が増える悪循環を引き起こしがちだそうです。

 

空いた時間に仕事をしてしまう

仕事をしない休日や労働時間終了後に楽しみがない人の中で、空いた時間を持て余すくらいならと『仕事で時間をつぶす』人は仕事依存症を発症しやすいと言われています。
趣味や外出で気分を変化させることによって、仕事にメリハリを付けることが出来ないので、漠然と仕事を行ってしまい、仕事依存症を発症するようです。

 

会社を辞めることが出来ない

たまたま入社した会社がブラック企業だと分かっても、自身の学歴や人生経験、人柄などに自信が持てず、過酷な労働環境でも頑張ってしまう人は仕事依存症を発症しやすいようです。
初めは待遇や労働時間、上司などの対応に疑問に感じていても、環境に慣れてしまい、抜け出せない場合も多いようです。

 

自己評価が低い

自己評価が低いと、上司の理不尽なお説教も自分が悪いと考えてしまいがちなため、上司の理不尽にも努力で対応しようと残業や休日出勤が増えるため、仕事依存症を発症しやすくなるようです。
また、自己評価が低いタイプは全体のミスや遅れも、自分の責任だと思い込み、フォローのための残業をしがちな一面があるようですよ。

 

仕事依存症の予防と治療

仕事依存症を予防するには、まず自分自身が仕事依存症を発症しているかどうかを知る必要があるようです。
仕事依存症かどうかのチェックは簡単なチェックシートで行うことが出来るようですよ。

仕事依存症の治療では、仕事から離れて休息時間を持つことが大切だそうです。
休息時間には、自分自身の趣味を楽しんだり、スポーツをしたりすることによって心身ともにリラックスすることがおすすめです。
また、自分が本当は何をしたいのか、自分の大切にしたいものは何なのか、これからどうするべきかなどを、仕事から離れてゆっくり考えることによって、仕事に対する自身のビジョンが定まり、仕事への取り組み方が変化するようです。

まずは仕事とプライベートのきりかえを意識して、自宅では仕事をせずに好きなことをしたり頭を休める時間を作ってみることが仕事依存症の改善につながるようです。
また、仕事とプライベートの切り替えがうまくできない人は、家でスマートフォンやパソコンの電源を切っておくなど、強制的に仕事と分離した生活を過ごすのも効果的なようです。

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